伊勢神宮内宮さんの一番近くにある小さな小学校、進修小学校の校庭がホームグランドです。
土曜日・日曜日には子供達の明るい声が響きわたります。
コーチ陣は、子供達がサッカーに夢中になる、心か らサッカーを楽しめる雰囲気と環境を作れるように仕向けています。
サッカーの試合では、ボールを持っている子が王様です。ドリブル・パス・シュートどれを選択しても自由で、OKなんです。それは子供達の特権です。
五十鈴サッカーでは、ドリブルをするように声掛けをしています。
試合中、大勢いる子供達の中で、たった1つのボールを自分だけが持っているなんてすごい優越感だと思いませんか!
普段の試合で、よく見る光景として、ボールを取りにくる相手を恐れて、逃げパス・逃げるドリブルをする子がいます。試合に出て、最終的にはボールを取られるけど、たくさん触りに行く子と逃げのプレーをする子とでは、試合に出た満足感がどれだけ違ってくるでしょうか?この先にどれ程の差が出てくるでしょうか?
試合でボールを沢山触ることができる。そのためには、ボールを自由に扱える技術(テクニック)と慣れと自信が必要です。
五十鈴の練習では、必然的にボールタッチ・ドリブル・リフティング練習が中心になります。
コーチが教えたことにチャレンジして、出来た子が見本になって教え教えられて、みんなができるようになっていく、そんな雰囲気がチームにはあるんです。
そして最後はミニゲーム。練習した事をお披露目するミニゲームをみっちりやります。やっぱりミニゲームをしている子供達は楽しそうです。
“はい、終わり”のコーチの声に、子供達の“もう終わり、もっとしたい”の声が上がった時はとても幸せな一時です。
こんな感じで、コーチも子供達も夢中になってボールを追いかけている日々があります。
そして、五十鈴サッカー少年少女団の試合は、全員が先発メンバーで補欠なし、ポジションなし、戦術なし、コーチからの具体的な指示なしです。
子ども達の思いのままに、子供達が作り出すサッカーをしてもらいます。
もしかしたら、大人の思い描く、点の取り方や勝ち方の指示は、長い目で見たら、小学生年代には余計なお世話なのかもしれませんね。