新型コロナウィルスのせいでスポーツのない日々が続いています。身近では、五十鈴サッカー少年団の活動自粛、長男の高校(この春入学)サッカーの部活休止、次男の中学(この春入学)サッカーの活動休止と親子共々、悶々とした日々を送っております。改めて、忙しいながらも学校生活やサッカーが生活に張りを与えてくれているのだと実感させられます。
そんな活動自粛の中、自宅で過ごす時間の使い方として、長男が所属した五十鈴中学校サッカー部の2019年中体連の三重県大会と東海大会、全国大会のビデオを観戦している。長男のチームメートのお父さんのご厚意で頂いたものなんです。
県大会4試合、東海大会3試合、全国大会2試合が収録されていて、五十鈴中学校の子供達の活躍を楽しんでいたのですが、、、。
沢山の試合の中でも何度も見返してしまうのが、東海大会の準決勝、静岡学園中対五十鈴中の試合。結果から言えば、3-0で静岡学園中の勝利。我が子所属の五十鈴中が負けてしまう試合なのに一番心踊らされる試合。ボール保持率でも決定的なチャンスの数でも力の差は歴然です。静岡学園中の選手は、静岡学園高校同様に個人技とショートパス、アイディアを駆使して魅力的なサッカーを展開していきます。中学生が魅せる個人技での突破、縦に入れる楔のパス、局面での相手の逆をつくショートパスの連続に、思わず感嘆の声が出てしまいます。
彼らの感心するところは、ボール扱いに自信があるからなんでしょう、慌てない、セカセカしたサッカーをしない点なんです。前へ攻め、駄目だと判断したらやり直して、攻撃を作り直す。守る方としたら、勢いそのままに単発で攻めてこられたら分かりやすいけれど、何度も何度も攻められ揺さぶられては、たまったもんじゃないですね。
彼らの判断力やスキルは、日々の個人練習や仲間とのバチバチの練習、強豪チームとの試合で培われてものなんでしょうか。
五十鈴中の選手に囲まれても慌てない、勿論ボールを失うことは多々ありますが、サポートが充実していて、すぐにボールを回収して同じコンセプト、リズムで試合を進める。
そこらにあるイケイケドンドンな前へ急ぐサッカーをしないから面白いんですよね。
この対戦を観て思うことは、やっぱり中学年代の子供達が生きる方法は、自在にボールを扱えるテクニックを身に付けて勝負すること。また、その中でもフィジカルに秀でた選手はこの年代でボール扱いに特化しておけば、化け物になる土台が出来る。
日々の練習で、ボール扱いに特化したメニューをやりこみ、練習試合やゲームでその技術を発揮して、安全パイなサッカーをやるのではなく、ボール保持してチャレンジするチームコンセプトが必要に感じる。フォワードからディフェンスまで、ボールを失うことを怖がらず、目の前の相手としっかり対峙する事が大切。この年代までは、スマートで、効率的な大人のサッカーさせるより、不器用て、バチバチ戦うサッカーしてていいんじゃないかな。ドリブルでかわす、いなす、味方と協力してのショートパスで崩していく。
昨夏の戦績
五十鈴中学校:
静岡学園中: