五十鈴サッカー少年少女団 コーチの雑感

小学生年代に必要なものを身につけよう‼

五十鈴地区3学区交流戦

昨日の五十鈴サッカー少年少女団活動

 五十鈴中学校サッカー部のご好意で、現6年生(新中学1年生)を対象に交流戦を開催して頂きました。

 同学区の四郷SCさん、修道FCさん、五十鈴SCとの小学生同士の交流試合と中学生対小学生の交流試合、半日のスケジュールでしたが、結構な試合数と出場時間で、卒団していく子供達のプレーや、新しくチームメートになるであろう他団の子供達のプレーをじっくり楽しませてもらいました。

 

 試合前のアップは中学生のお兄ちゃんをつかまえて、また抜き勝負をみっちり!

お互いにモジモジムードでなかなか始まらないけど、強引なお節介コーチのお願いでスイッチ入れさせてもらいました。いざ始めてしまえば、こっちのもの!ボールを挟んで楽しい交流!これが五十鈴流のアップです!

 

 まずは、小学生同士の対戦!

我が団の6年生も少なく、修道さんの6年生も少なく、修道、五十鈴の合同チームとして四郷さんと対戦。

中学生のフルコートでの11人制。慣れないポジションでスタート、広いコートと他チームメートに遠慮がちで、立ち上がりは普段のプレーが見られず、前へ前への速いドリブル、折角のボール保持機会を早パスなど、アピールに乏しい内容でした。

 でも、一人の女子プレーヤーはいつも通り。ボール保持したら前に急がず、相手を誘っておいて、横にずらして交わしていく、最終的には、2人3人目で取られてしまいますが、ボールに触れば、タッチ数を増やして、ボールを運んでせかせかした流れにゆとりを与えてくれました。この数回のプレーから他の五十鈴っ子、修道っ子も徐々によそ行きのプレーから、仕掛けるプレーと攻守に味方と近い距離でプレーするようになっていきました。やっぱりこの年代はボール持たせてなんぼの世界。近距離で相手とバチバチやり合って、仕掛けて、取られて、回収して、また、仕掛けての繰り返し!

この密な空間と時間が、子供達を試合に引き込んでいくし、大人達も見ていて楽しい。どのチームのお父さん、お母さんも自分の子供達が沢山ボールに触って、果敢に挑む姿に感心してくれたと思います。

結果的には負けてしまいましたが、内容は2得点した前半より、3失点した後半の方が面白かった!

 

 お次は五十鈴中1年生との交流試合!

前半は、小学生相手にパスで回され、おまけにバックパスが多くて、小学生の取りどころなく、ボールに触れず、1対1の攻防も少なく、つまらない時間経過で前半終了!

 後半は顧問の先生にお願いして、バックパス禁止にしてもらって、やっと試合になりました。局面局面の攻防が沢山あり、中学生も前向きな有効な縦パスが入ってから、小学生に囲まれてのボールさばきや判断が要求された。これなら試合やる意味が断然出てくる。大きく使った安全パイなサッカーしてたらそこまでの選手、プレッシャーの中で出来るプレーを増やしていかなくちゃ成長しないし、サッカーの面白さが半減しちゃう!

小学生と中学生の前向きなバチバチの試合は、見応えあった。

 この地区のサッカーレベルを上げていくためにも、大人の考えや声かけ、方向性が大事なのを改めて感じる。

子供達は従順で、大人の思い描く大人のサッカー、ミスを恐れる後ろ向きなサッカー、勝ちが第一のサッカーを一生懸命演じようとする。

 逆に簡単なコンセプトのもと、子供の純粋なサッカー、ボールに触りたいサッカー、相手から逃げずに勝負に挑むサッカーを指示すれば、そこに向かって頑張る姿がどの子供達にも見えた!

やっぱり大人の言動の重さを痛感!

育成世代に、せかせかした速いサッカーを強要するのは大問題!

コーチが、ゆったりまったり、余裕のある声かけとチャレンジを認める、ミスをカバーし合うチームの雰囲気を作ってあげられるかは大事です。

今日の交流戦で、チャレンジするプレーが面白かったと感じてくれた選手がいてくれることを願うばかりです。

 四郷SC、修道FCの子供達、関係者の皆様、相手して頂き有り難うございました。

 

 五十鈴中学校サッカー部の皆さん、顧問の先生方、ワガママな要求ばかりですいませんでした。沢山相手して頂き、素敵な環境を提供して頂き有り難うございました。

 

頑張れ!五十鈴地区のサッカー少年少女達!

上のステージでもかけ上がれ!

 

 


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