10年ほど前の話です。
仲良しチームのお誘いで初めて試合に参加させてもらった時のこと。
試合の合間に休憩していた所に、知らないチームの子が2人来て、“このチームでリフティングが上手い子誰ですか? リフティング技の勝負しよう!” と近寄ってきました。当時は、リフティングが出来る子で100回程度。リフティング技なんて一つも出来る子なんていませんでした。それよりも、他チームから子供だけで挑戦してくるなんてこと、コーチの自分も子供達にも意外なことで、自分も子供達も戸惑いもじもじして、何も出来なかったことを覚えています。
その頃の試合の合間と言えば、どれだけ自チームを強くするか、子供達を上手くするか、ばかりに固執して、大人が考える発想の乏しい練習ばかりさせていました。
あれから数年が経ち、他チームの子達に誘われたり、真似たりして、先輩達がしてきたことを見習って上乗せして、今の五十鈴サッカーの子達は頼もしい。"コーチ、ちょっと勝負してきます”と言って、コーチを放っておいて、他チームの子達に声かけして、股抜き勝負している。
もちろん、自分から動き出せない子は、友達やコーチがサポートして、勝負の和の中に引き込みます。技の掛け合いや技の教え合いがあり、勝負がつかないと、試合が始まる前までずっとやっていたりします。
ボールに夢中になっている顔、勝って嬉しそうな顔、負けてやられた顔、みんないい顔してる。
ボール1つの勝負だけで、打ち解けて友達になる。それを機に他チームの子達と一緒に遊んだり、試合を応援し合ったりする。子供達だけで、人間関係を作り出すサイコーの教育?経験をしていると思いませんか‼
これが、今の五十鈴サッカーの試合の合間の過ごし方。
先日のJOGOでのひととき。
天学さんとの個人勝負は1試合目前の際までやり合ってた。
桃園さんとは、学年関係なく勝負してくれた。
愛知のダンディゾンさんとは、試合会場脇の即席のミニサッカーコートで低学年同士の10分・20分みっちり勝負。ボール持つことを推奨しているチーム同士なのでバチバチやり合って、見せ付け合って面白いかった!