五十鈴サッカー少年少女団 コーチの雑感

小学生年代に必要なものを身につけよう‼

寂しいやら嬉しいやら!

 年度末、1年生1人と2年生2人の3人の子達が退団していきました。父母の方々からも丁寧な挨拶を頂きました。やっぱりどんな形であれ、退団されるのは、寂しいものです。自分達がもっとこうしてあげれば良かったのかな、もっと関わってあげたらよかったのかなと自戒してしまいます。

 小学生年代のコーチは、子供達にとっては初めてのコーチになるので、サッカーを夢中にさせられるのも、嫌いにさせるのも初めてのコーチ次第です。僕たちの責任は大きいですね。

 

 僕の大好きな本の著者である 池上正さんのお話から

 あるチームの合宿で、堤防から浮き輪かライフジャケットを着けて海に飛び込むイベントがありました。当然、中には怖くて飛び込めない子達が出てきます。指導者やボランティアの大学生は、その子達にどの様な声かけをしたかと言うと、”大丈夫だよ”、”怖くないよ”、”みんなやってるよ”、”勇気出して飛び込んだら” だったと思います。

 池上さんは、そこで指導者さんや大学生にアドバイスします。”大人目線で子供達を見ていませんか?””怖がっている子供達に無理やり飛び込まさせようとしていませんか?”と。

 では、皆さんならどの様な対応を取れますか?

”もっと低い所もあるよ、ここからなら飛びこめるかな?” とハードルを下げてあげたり、”一緒に飛び込んであげたり”、究極は、”別に、飛び込めなくてもいいよ!”と子供達にいろんな選択肢を自分で決めてもらうことが大事な様です。

 

 そんな池上さんの話を思い出しながら、子どもたちを一括りにした通り一辺倒な対応をしていないか、コーチが強制して練習させていないか、沢山の引き出しを持っている、なんかほんわかした接し方が出来るコーチでありたいと思います。

 

 3月の悲しいお知らせとは逆に、4月には嬉しいニュース。

2年生の男の子、年長の男の子が入団してくれました。また、2年生の女の子、4年生の男の子が体験に来てくれました。みんな元気いっぱい、これからが楽しみな逸材です。体験に来てくれている2人にも縁があったらいいな。

 

 改めて、お父さんやお母さんがサッカー経験者だったり、サッカー好きなお父さんの影響受けてたり、友達が友達を呼んでサッカーしてくれたり、コーチの微々たる勧誘活動より、父母の皆さんの繋がりや、友達同士の繋がりの方が、どれ程の影響力があることか、頭が下がります。

 

現在の団員数は28名、伊勢では小さな小学校が母体の小さなサッカーチームに沢山の子達が入団してくれています。本当にありがとう。


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