五十鈴サッカー少年少女団 コーチの雑感

小学生年代に必要なものを身につけよう‼

コーチの役目‼

今日の五十鈴サッカー少年団
たまたまの体育館練習日だったため、時折のどしゃ降りの中でも楽しくサッカーが出来ました!
小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんも個々に成長してくれている。ボールに前向きになってくれている時間が増えてきた。

ボールタッチの練習と1対1の練習をみっちり行った。

そのあとは5対5のミニゲーム

どっしり腰をおろして子供達のプレーを観戦させてもらいました。

“おっ、すげー”と思わされたプレーが沢山ありました。どれも特別な選手が行ったのではありません。脚が速いわけでもなく、身体が大きいわけでもなく、ただボールを持つことが大好きな選手なだけのそんな子達が、浮き玉のバスを通したり、相手の逆を綺麗に取ったドリブルをしたり、人混みの中の間隙を縫うスルーパス出したり、今日練習したドリブルを早速試していたり、僕の予測していないプレーを披露してくれる。子供達の些細な変化に嬉しさを感じてしまう。

 世間で重宝される速さや強さや効率的さなんかには逆に疑問を持ってしまう。特別な能力のある子は勝手にやっちゃうし、それに速さや強さや効率さに頼っていたら、いつかはどん詰まり、そんなことしてたら上手くなんないよと思えてしまう。

僕たちの目の前にいるのはスーパーな子達ではなく、普通の子達!

試合に勝つためだけのサッカー、大人の思い通りのサッカーを教え込むよりも、ボールの触り方や運び方、ボールに触る喜びを教えてあげたり、子供達の心を解放出来るように仕向けてあげたり、サッカーができる環境整えてあげたり、成功したら無茶苦茶誉めてあげたり、失敗したら“惜しい!”、“もうちょい”、“ナイストライ”と肯定してあげたり、コーチの役目ってそんなもの。

 子供達を勝たせてあげる、点を取る術を教えてあげる、子供達を強制的に必死にさせる、大人の声かけや指示の元で、子供達のの自由な時間を奪い、楽しさや好奇心を奪わないように!

勝つことだけが全てじゃないし、小学生年代の優勝やトロフィーがサッカー人生の栄光なんて悲しすぎる。

中学、高校とサッカーを続けてもらうためには、目先の勝利のための大人の自己満足じゃなく、サッカー大好きな心を育ててあげること。